椎間板ヘルニアについて
椎間板とはどのようなものなのでしょうか。腰痛などの病気で椎間板ヘルニアという病名を聞いたことがあるかたも少なくはないと思います。背骨はどのような構成でなりたっているのでしょうか。人間の背骨は、24個の骨で構成されています。そして、椎骨と椎骨の間には、クッションの役割をはたす「椎間板」と、よばれる一種の軟骨が存在しています。
さらに、椎間板は、繊維輪(周辺の硬い部分)と、髄核(中心部分)で、構成されています。少しわかりづらいという方は、「どら焼き」と「お饅頭」を、想像してみて下さい。どら焼きには、上下に皮が有り、その間にアンコが有りますよね。どら焼きの皮が「骨(椎骨)」でアンコが「椎間板」ということになります。
さらに、椎間板をお饅頭で例えると?お饅頭の皮が「繊維輪」でアンコが「髄核」と、なります。椎間板ヘルニアとは 繊維輪(周辺の硬い部分)に亀裂が生じてしまい、髄核(中心部分)が繊維輪を破って飛び出し(膨れて)しまうことなのです。これを、椎間板ヘルニアと言います。飛び出してしまった(膨れた)椎間板が、神経などを圧迫することによって激しい痛みや痺れなどの症状を引き起こしてしまいます。