姿勢による腰痛について
姿勢による腰痛についてですが、肩こりに限った話ではありませんが、腰痛についても姿勢の影響を受けてしまいます。特に、レントゲンなどの画像診断で異常が見つからない慢性腰痛の場合は、姿勢不良とそれに伴った筋や関節の機能不全が原因であるとされています。日常生活のなかで腰を屈曲させている状態がとても多いということはありませんか?
また、寝ているときや椅子に座っているとき、車の運転をしているとき、洗顔したとき、掃除をするときなどその多くは腰を曲げている状態にあると思います。関節は動かすことの少ない部分から運動制限を起こしていきますので加齢とともに腰は後ろに反りにくくなってしまいます。けれども、立つためには腰は反る必要があります。
そのため、どうしても腰の下の方の関節では上の方が反りにくい分、代償的に反りすぎになってしまいますので関節に負担がかかり痛みを起こしてしまいます。痛みを避けようとすれば腰をしっかりと伸ばす事ができなくなってしまいます。これが老人の腰が曲がっている理由だといえます。腰痛から開放されるためには姿勢と運動(特に伸展方向)は必要不可欠だということがわかります。