運動に伴っておこる腰痛
運動に伴っておこる腰痛のなかでは、その原因がはっきりしている場合も多いのですが、思い当たる節がないといった場合も数多くあります。たとえば重いものを持ち上げた時などや捻った時などに腰に負荷がかかった場合によく起こるのが、筋・筋膜の損傷です。また椎間関節の捻挫や仙腸関節の捻挫や椎間板の損傷などです。ひどいときには立てなくなることもあります。
しかし、横になっていて安静にしている時には痛みが治まってきます。ほとんどの場合には1週間から10日くらいかかります。椎間板が損傷してしまった場合には、さらに時間がかかることがあります。時間が経過していくと痛みはほぼ治まっていきますが、治癒した後に機能回復が完全になされていないと慢性化を起こしてしまう原因となってしまいます。
機能不全による腰痛の場合は、動かしはじめに痛みがあります。そして、少し動かしていると痛みが和らいでいき、又はなくなるといった特徴があります。骨粗鬆症の人の場合は、圧迫骨折を起こしやすくて、その場合には痛みが長引いてしまいますが、安静期間が長くなっていくと筋の萎縮や関節機能障害が起きてしまうのでなるべく早期からのリハビリテーションが必要だとされています。