妊娠中の腰痛2
妊娠中には腰痛がおきてしまうことはある程度、仕方がないともいえます。しかし日常生活を工夫することによって腰への負担を軽減することができます。そのポイントは2つありますのでご紹介したいと思います。
まず、一番目にいえることは正しい姿勢で生活することです。掃除やお料理、アイロンがけ、洗濯などの家事をするときには中腰や床に座った姿勢のままですと腰にかなりの負担がかかってしまいます。たとえば作業台の高さを調節してみたり、椅子に座るようにしなるべく背筋を伸ばした姿勢を保つようにしましょう。
立ったまま作業をするときには、片足を低めの台にのせるという方法をとってもよいでしょう。物を持ち上げるときは立ったまま持ち上げようとしないで腰をきちんと落として一度しゃがんでからゆっくりと持ち上げるようにしましょう。
また、首や背筋を伸ばして前方をまっすぐ見る感じにしておなかをつきださないように歩くようにしましょう。靴はスニーカーやローヒールなどの靴を使用するとバランスをとりやすくなりますので安全ですよ。
二つ目にあげられることは腹筋や背筋を鍛えることです。妊娠前からスポーツを続けていることが理想的なのですが、妊娠してからでもマタニティブクスやマタニティスイミングであれば安心して始めることができます。ウォーキングや腰痛体操を毎日の日課にするのも良いでしょうね。
効果がないからといってやめてしまわず、軽い運動を毎日すこしずつ続ければ筋力は確実にアップすることができます。筋肉を鍛えることは腰痛を和らげることだけではなくてお産をスムースに進めるためにも役にたちます。
また腰が痛むときにはついつい、やわらかい寝具の方がよいと思いがちですが、実は逆なのです。寝具は固めのものを使うようにしましょう。横向きに寝て背中を丸めて上になっている方の足をまっすぐ伸ばすようにして寝ると比較的楽になりますよ。