自宅での腰痛治療
腰痛の痛みを感じたとき、痛みを緩和させるために、温めた方が良いのか、あるいは、冷やした方が良いのか、判断が難しいところだと思います。そのときの腰痛の種類や症状によって、対処法は異なります。
何かに腰をぶつけたときや、または、激しい運動をしたときなどに起こるのが、急性の腰痛です。急性の腰痛の場合や、また、腰に炎症があるという場合は、冷やした方がいいので、冷シップなどを使いましょう。
急な場合、家に冷シップがないこともあるかもしれません。そういう時は、氷を入れた袋や、アイスノンなどで代用してもいいと思います。このとき、患部の冷やしすぎにはご注意ください。
逆に、慢性の腰痛の場合は、温めた方がいいので、温シップを使いましょう。ただし、まれに、温めて痛みが増す場合や、症状が悪化するという場合もあるので、その時は、無理せず、医師の診断を受けるようにしてください。
温シップが家にないときは、日用品を代用して温めることができますので、参考にしてください。その際、やけどや火災には、充分注意してください。
1.ドライヤー
温めたタオルを、患部の上にかけます。そして、その上から、ドライヤーをあてます。乾性の熱から湿性の熱に変わるので、効果が高まります。
2.蒸しタオル
蒸しタオルは、湿性の熱なので効果も高いです。作り方は、電子レンジを使えば、すぐに出来ます。また、使用する際は、冷めにくいように、ビニールなどで覆って使うと、温かさが持続します。
3.使い捨てカイロ
衣服に貼り付けるタイプが、ズレなくてよいでしょう。使用する際は、下着の上か、何か一枚布に包んでから使用してください。直接肌の上に付けると、低温火傷をする場合があるので、ご注意ください。