病院での腰痛の治療
腰痛で病院を訪れた場合、どのような治療方法があるのかについて、ご紹介します。治療方法は、症状によっても、さまざまなものがあります。
○安静にする:痛みが増徴しているときは何もせず、負担を軽くするため安静にしましょう。
○薬物療法:消炎鎮痛剤、筋弛緩剤、ビタミン剤(B12など神経損傷回復に有効)、精神安定剤、骨粗しょう症治療薬等を使います。
○理学療法:以下の方法があります。
・「温熱療法」:血液循環を良くし、筋肉の緊張をとって痛みを和らげます。赤外線、ホットパック、マイクロウェーブ等を使用して温めます。
・「骨盤けん引」:腰を引っ張ります。
・「運動療法」:腰痛体操などを行います。
○装具療法:コルセットなどを用いて、腰椎を安定させるのが目的です。ただし、長時間装着しっぱなしにすると、筋肉が衰え、外せないようになってしまう危険性があります。そのため、こまめに着脱をするよう、注意してください。
○ブロック療法:椎間板ヘルニアなど、神経が圧迫されて起こる下肢痛の場合は、神経に局所麻酔など注入し、一時的に痛みをブロックするという地用法法です。
○手術療法:上記のような温存療法では、よくならないという場合、手術を行うこともあります。腰椎を固定したり、切除したり、椎間板を摘出したりする等の方法があります。
もともと、4本足で行動していた人間が、2本足になったとたん、腰は、体を繋ぐものから、上半身を支える役割を果たすものとなりました。そして、負担がかかりやすくなってしまいました。従って、少しバランスを崩してしまうと、すぐ不調に繋がってしまい、痛みが出てしまうというわけです。