腰痛症の症状と対処方法
腰痛症とは、ぎっくり腰のことを言います。これは、腰部に痛みがありますが、内臓疾患ではなく、レントゲンで撮っても、異常とは診断されない症状の総称のことです。
症状としては、中腰状態で物を持ち上げようとして、立ち上がろうした時に、急に激痛に襲われることがよく例としてあげられます。また、前傾姿勢や、長時間座っているなどした時に痛んだり、寒い場所に長くいるときに痛むなどがあります。
特徴は、突然激痛に襲われるため、ドイツでは、「魔女の一撃」と呼ばれることもあるそうです。また、放置すると、慢性化する可能性もあります。
原因は、不用意に体をひねった場合や、前傾姿勢で重いものを持ち上げようとしたときに起こりやすく、筋肉、神経、関節の、急激な負荷や緊張や疲れからくるとされています。
また、長時間同じ姿勢、無理な体勢をした場合、筋肉を疲労させた場合、また、女性では、生理時の骨盤の緩みが、腰痛を引き起こす原因となることもあります。また、運動不足や肥満などの血行不良も原因としてあげられます。
対処法としては、まず、無理をせず、楽な姿勢をすることです。楽な姿勢が、横になることなら、痛みが治まるまで、横になって安静にしていましょう。
病院に行けない場合は、患部に冷たい物を当てて、冷やすことを、10分おきに繰り返してみてください。ただし、このとき、冷やしすぎには注意してください。
それでも、脚がしびれてきたり、痛みが増してくるようであれば、必ず、早めに病院に行って、診察をうけましょう。
一度ぎっくり腰になると、癖になってしまうことがあります。再度、ぎっくり腰にならないように、姿勢に注意をしたり、急な動作をしないように、日ごろから心がけてください。また、適度な運動をしたりして、日常生活から充分注意することが大切です。